般貨物自動車運送事業は、貨物自動車運送事業法と貨物運送取扱事業法、二つ合わせて「物流二法」と呼ばれる法律によってその事業を規定されています。平成2年にこの法律ができるまでは、昭和26年にできた道路運送法によって規定されていましたが、道路運送法にはタクシーなどの旅客運送も含まれていたので、この法律の制定によって道路運送法は旅客のみと取扱が明確化されたのです。また物流二法は規制緩和のために作られた法律でもありました。それらも含めて特徴を説明していきたいと思います。

免許制と許可制

免許と許可の違いを明確にするには、昭和22年10月4日衆議院「運輸及び交通委員会」議事録が参考になります。それによると免許とは、事業経営免許を新規に付与する行政行為であり、許可とは禁止を解除する行政行為であるとのことです。では実際に許可制になってどのような違いが生じたのかというと、新規事業者の参入が容易になったということです。それまでは有蓋車庫設置の義務、周囲の運送業者の許可などが条件として規定されていたため新規参入は困難でしたが、このような条件が撤廃されたのです。

また路線トラック事業と区域トラック事業で免許区分が分けられていたものが廃止され、そして運賃が従来の認可制から事前届け出制になりました。つまり物流二法の施工によって、全般的に規制緩和、簡素化を行い、物流の近代化を促したということになります。更に平成15年には、物流二法のうち、貨物自動車運送事業法が改正され、利用運送という事業区分けが一般貨物自動車運送事業者においては統合され、更に簡素化が進んでいます。